クラウドナインでは全てのベイトロッドに富士工業社製TCSリールシートを採用しています。ブランクタッチタイプのACSやECS、はたまた限りなく贅肉をそぎ落としたスケルトンリールシートなどが主流となっている今日、あえてTCSリールシートを選んだのにはクラウドナインの拘りがあるからなのです。

 

拘り壱:高感度

「ブランクに触れるほうが感度が良いのでは?」と思われる方も多いと思いますが、実はブランクには直接触らないほうが感度は上がります。ルアーに何かしらの接触があった場合、その振動はラインを通して伝わってきます。そしてガイドを通し、ブランクに伝わり、グリップでその振動が増幅されます。

 

それでは、ロッドの構成の中で、最も振動を増幅させる要素は何でしょう?

 

それは「空気」です。

 

普段我々が耳にする音楽はそれぞれの楽器が作りだす空気の振動のハーモニーといえるでしょう。そして、その楽器(電子楽器は除く)には、すべて空気を振動させるべき仕組みがあり、そのほとんどが中空構造によるものです。楽器の中で空気の振動を増幅させ、かつ楽器そのものと共鳴させて美しい音色が発せられる訳です。ですが、その中空は密閉構造ではありません。それは中空構造によって増幅された空気の振動と、楽器そのものの振動との共鳴を音として逃がし、第三者であるリスナーに届けるためであるからです。

 

クラウドナインではロッドの構造はギターに似ていると考えます。即ち、【弦=ライン】【ネック=ブランク】【ボディ=グリップ】という図式になります。最大の違いは、振動させる最終目的です。ギターでは振動をサウンドホールと呼ばれる穴から放出し、リスナーに聞かせるのに対し、ロッドではその振動をアングラー自身が感じ、次のアクションへと繋げることが必要となります。また、リールシートの振動は取り付けられたリールにも伝わります。パーミングしている手の多くの部分がリールシートとリールに接触しているので、その振動をわざわざ放出してしまう穴はリールシートに必要ないというのが、クラウドナインの答です。リールシート内部を中空にでき、かつ振動を逃がさないように密閉できるリールシート、それがTCSです。

 

拘り弐:確実なグリップ

昨今のベイトリールはロープロファイル化が進み、年々その高さは低くなっています。加えて、リールシートのスリム化も進んでおり、4600C世代から見ると信じられないほどコンパクトなセッティングになってきています。しかし、ここで疑問です。果たして細ければ細いほどいいのか??答はNOです。リールのロープロファイル化とハイスピード化によって、巨大なギアボックスがボディ下部にオフセットされるようになり、組合せによってはリールシートからギアボックスがはみ出ることもあるのでいかと思えるほどです。

 

皆さんはパーミングした際に、指のやり場に困ったことはありませんか?巨大なギアボックスが邪魔になって、不自然なフォームでロッドを持っていませんか??不自然なグリップでは快適に釣りができないのは明らかです。フッキングがキマらない事もあるかもしれません。場合によっては手首や肘を痛めてしまうかもしれません。

 

快適な釣りに必要なリールシート。それがTCSです。

 

 

拘り参:お掃除簡単

TCSシートの特徴として、「特徴が無い」のが特徴かもしれません。しかし、その「特徴が無い」ことが多くの恩恵をもたらしているのは上述のとおりです。そして、そのシンプルな形にはラインが拾ってきた水に含まれる細かい土や泥、そして塩分が蓄積する箇所がありません。以前、海でACSシートをテストした際、ブランクタッチの為に設けられた穴のエッジに塩が溜まるという現象に悩まされました。これが歯ブラシでも使わないと綺麗になりませんでした。TCSシートは釣行後の手入れも簡単です。サッと拭くだけで一日の汚れが取れ、気持ちよく次の釣行に繋げられます。

 

 

 

なお、これらは実体験に基づいたクラウドナイン的リールシート考察であり、科学的根拠は全くございません。

画像やイラストが無く、分かりづらい部分もあるかもしれませんが、皆様のロッド選びの参考になればと思います。

クラウドナイン 9つの拘り - その壱 リールシート編

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